CHATYとMy Smart Storeを徹底比較|LINE内ECとCRMで選ぶ最適ツール

CHATY

LINEを活用してオンラインストアを始めたいと考えたとき、よく比較対象に挙がるのが「CHATY(チャッティ)」と「My Smart Store(マイスマートストア)」です。どちらもLINE上で商品を販売できる仕組みを備えていますが、得意とする領域や、販売後の顧客とのつながり方には大きな違いがあります。

この記事では、単なる「LINEにショップを開けるかどうか」だけでなく、EC(LINE内ショップ・決済)を核としながら、その後の配信・CRM(顧客管理)・販促までを一気通貫で回せるかという視点で、両ツールを整理します。「まずECを始めたい」段階の方はもちろん、「売って終わりにせず、リピートやファン化まで設計したい」方にも判断材料になる内容です。

CHATYとMy Smart Storeの基本的な違い

はじめに、両ツールがそれぞれどんな役割を得意とするのかを押さえておきましょう。立ち位置を理解しておくと、後半の機能比較や料金比較が読み解きやすくなります。

My Smart Store:LINE上のオンラインストアに特化

My Smart Storeは、LINE上にオンラインストアを開設して商品を販売することに特化したサービスです。商品管理・注文管理・精算といったEC運営の基本機能に加え、レビュー管理やカテゴリ分け、ストアホームの設定など、「ストアとしての見せ方」を整える機能が充実しています。BASEやminneのような既存ネットショップツールに近い管理画面で、ストア運営に慣れている方には扱いやすい設計です。

CHATY:LINE内ECを核に、配信・CRMまで一気通貫

CHATY(チャッティ)は、LINEを活用してEC開設からCRM施策まで実現するツールです。LINE内ショップ・決済(EC)を核にしながら、チャットボット、自動ステップ配信、セグメント配信(全員・オーディエンス・タグ・CSV)、顧客管理、クーポン、1on1チャット、友だち招待(リファラル)、リッチメニュー切替、カードタイプメッセージ、アンケートといった、CRM・マーケティング機能までを一つの基盤でカバーします。

つまり「商品を売る」だけでなく、「買ってくれた人と継続的にコミュニケーションを取り、次の購入やファン化につなげる」ところまでを同じツールの中で設計できるのが特徴です。事業の幅をECからオンラインサロンや会員制サービスへ広げたい場合にも、ツールを乗り換えずに対応しやすくなっています。CHATYの全体像についてはCHATYとは何かで詳しく解説しています。

機能を比較:ECの土台+CRM/配信でどう差が出るか

両ツールの機能を、EC運営の基本機能と、その先のCRM・配信機能に分けて比較します。ECとして売る機能は重なる部分が多い一方で、「売った後」の顧客育成・販促の領域で差が出やすいのがポイントです。

機能カテゴリ主な機能My Smart StoreCHATY
EC(ショップ運営)商品管理
注文管理
精算管理
LINE内決済
ストアの見せ方レビュー管理
カテゴリ分け
ストアホーム設定
接客・販促1on1チャット
クーポン
UI設計リッチメニュー
リッチメニュー切替(タブ分け)
分析・通知データ分析
自動通知
CRM(顧客管理)顧客一覧
顧客の利用総額の把握
オーディエンス/タグでのグループ化
配信・マーケチャットボット
ステップ配信(シナリオ)
カート落ちリマインド
アンケート
拡張友だち招待(リファラル)
オンラインサロン開設

※本表は一般的な機能区分の整理であり、比較時点で確認できた範囲に基づきます。各社の最新の対応状況・機能名称は更新される場合があるため、導入前に必ず各サービスの公式情報をご確認ください。

My Smart Storeが優れている領域:ストアとしての完成度

レビュー管理、カテゴリ分け、ストアホーム設定など、My Smart Storeは「オンラインストアの見え方・回遊性」を整える機能が手厚いのが強みです。商品点数が多く、ストアページとしての作り込みを重視したい場合には使い勝手の良い設計といえます。機能がEC運営に絞られている分、操作がシンプルで迷いにくいのもメリットです。

CHATYが優れている領域:顧客データを活かしたCRM・配信

CHATYは、誰がいくら買ったかという顧客一覧・利用総額の把握を起点に、オーディエンスやタグで顧客を分け、ステップ配信(シナリオ配信)セグメント配信で「その人に合ったメッセージ」を届けられます。カート落ちのリマインドやアンケートチャットボットによる自動応答まで備えるため、購入後の関係づくり・再購入の後押しまで含めて設計できます。LINEを軸にしたマーケ施策全体はLINEマーケティングツールの解説もあわせてご覧ください。

料金を比較:初期費用・月額・決済手数料

料金は両ツールとも初期費用をかけずに始められますが、ランニングコストの考え方が異なります。「最新の正確な金額は必ず公式ページで確認する」ことを前提に、構造の違いを整理します。

項目My Smart StoreCHATY
初期費用0円0円
月額利用料ストア機能中心の料金体系(月額の有無・条件は提供条件により異なる)友だち数に応じた月額(Start 3,300円〜/税込)
決済手数料販売金額に応じた決済手数料(料率は時期・条件により異なるため公式要確認)新:一律3%+1決済100円
旧:一律5%+1決済100円
(いずれも審査あり/税別)

※My Smart Storeは決済手数料を中心としたランニングコスト構造で、月額の有無や料率は提供条件・時期によって改定・終了する場合があります。現時点の正確な金額は公式情報でご確認ください。
※CHATYは2025年4月22日の改定で新旧の決済手数料が併存しています。LINE決済を使わない場合は、決済手数料なしで同額の月額利用料プランも用意されています。最新の正確な料金はchaty.shop(公式サイトの料金案内)でご確認ください。

CHATYの料金構造の考え方

CHATYのランニングコストは、販売時の決済手数料と、友だち数に応じた月額利用料が中心です。月額利用料は友だち数の規模に合わせて、Start 3,300円・Base 11,000円・Standard 33,000円・Pro 110,000円・〜30万人 220,000円(いずれも税込)といった段階で設定されています(300,001人以上は要問い合わせ)。配信やCRMを使い込んで顧客基盤を育てていくほど価値が出る料金設計といえます。決済まわりの申請手順はCHATYの決済申請を参考にしてください。

なお、CHATYの決済はPAY.JPを利用しており、提供元の株式会社Kerberosは2021年10月にLINE Biz Partner Program(現LYC Biz)のTechnology Partner(コミュニケーション部門)に認定されています。

サポート体制の違い

運用面で気になるサポート体制も確認しておきましょう。

  • My Smart Store:電話・メール・よくある質問。電話で直接相談したい方に向いています。
  • CHATY:操作マニュアル・FAQ・お問い合わせ。基本操作はマニュアルで解決でき、運用設計の相談も受け付けています。

「困ったらすぐ電話で聞きたい」場合はMy Smart Storeの電話サポートが安心です。一方で、配信やCRMの設計まで踏み込んで運用したい場合は、CHATY側で蓄積されたマニュアルや問い合わせ窓口が役立ちます。

どちらを選ぶべきか:EC+CRMの視点で考える

最後に、選び方の考え方を整理します。判断の軸は「ECだけで十分か」「売った後の顧客育成・配信まで設計したいか」です。

My Smart Storeが向いているケース

  • 当面はLINE上のオンラインストア運営に集中したい
  • レビューやカテゴリなど、ストアページの作り込みを重視したい
  • 機能をECに絞り、シンプルに運用したい

CHATYが向いているケース

  • ECを核にしつつ、配信・CRM・販促まで一気通貫で回したい
  • 顧客の購入データをもとに、セグメント配信やステップ配信でリピートを伸ばしたい
  • 将来的にオンラインサロンや会員制サービスへ事業を広げる可能性がある
  • 友だち招待(リファラル)やカート落ちリマインドで売上を底上げしたい

「まず売る」段階から「売った後の関係づくりまで」を同じツールで設計したいなら、EC核とCRM/マーケを併せ持つCHATYが有力な選択肢になります。My Smart Storeとの比較に加えて、LINE公式アカウント単体やLステップなど他ツールとの違いも気になる場合は、Lステップとの比較LINE内ECの解説もあわせて検討すると、自社に合った運用像が描きやすくなります。

まとめ

My Smart Store(マイスマートストア)はLINE上のオンラインストアとしての完成度に強みがあり、CHATYはLINE内ECを核に配信・CRMまで一気通貫で運用できる点に強みがあります。どちらが優れているというより、「ECだけで十分か、顧客育成まで設計したいか」で選び分けるのが現実的です。料金や機能は改定されることがあるため、導入前には必ず最新の公式情報を確認しましょう。

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