LINEのメッセージ配信は、友だち登録してくれたユーザーへ直接お知らせを届けられる、企業・店舗にとって強力なマーケティング手段です。プッシュ通知で届き、トーク画面に残るためメールマガジンよりも見られやすいとされ、使い方とコツを押さえれば来店・購入・予約といった「次の行動」につなげやすくなります。
この記事では、LINE公式アカウントのメッセージ配信の基本的な使い方から、成果につながる配信のコツ、さらに配信だけで終わらせずLINE内でのEC(ショップ・決済)からCRM施策までを一気通貫で実現するCHATY(チャッティ)の活用法までを、現行の料金・通数体系に沿って整理します。
LINE公式アカウントのメッセージ配信とは
メッセージ配信とは、企業やサービス提供者が友だち登録しているユーザーへ、テキスト・画像・動画・クーポンなどを送れる機能です。LINEは日常の連絡ツールとして広く使われており、国内の月間アクティブユーザーは1億人(2025年12月末時点、2026年1月29日 LINEヤフー発表)とされています。多くの人が毎日開くアプリにプッシュ通知で届けられる点が、メッセージ配信の大きな強みです。
一方で、ただ送るだけでは効果は出にくく、頻度が多すぎればブロックの原因にもなります。「誰に・いつ・何を・どう伝えるか」を設計することが、メッセージ配信を成果につなげる鍵です。
メッセージ配信の基本的な使い方
LINE公式アカウントの管理画面(LINE Official Account Manager)から、数ステップで配信できます。配信するだけならとてもシンプルです。
1. 配信メッセージを作成する
管理画面にログインし、「メッセージを作成」を選択します。画面の入力エリアに本文や画像などのコンテンツを設定していきます。基本的には本文を入力して配信ボタンを押すだけで送信できますが、後述する各設定を使い分けることで効果が高まります。
2. 配信先を選ぶ(すべての友だち/絞り込み)
配信先は「すべての友だち」か「絞り込み(オーディエンス)」から選べます。オーディエンスは管理画面のメニューから事前に作成しておくことで、属性や行動に応じたターゲットへ絞った配信ができます。万人向けの一斉配信より、絞り込み配信のほうが「自分ごと」として受け取られやすく、反応が高まりやすいのが特徴です。
3. 配信日時を指定する
「今すぐ配信」か「日時指定」を選べます。セール開始前や商品リリースのタイミングに合わせたい場合は日時指定が便利です。日時指定をした配信は、設定した時刻までであれば内容の修正が可能です。
4. メッセージの種類を選ぶ
送れるのはテキストだけではありません。以下のような多彩な形式を利用できます。
- テキスト/スタンプ
- 写真・動画
- クーポン
- リッチメッセージ(リンク付きの画像)
- リッチビデオメッセージ(リンク付きの動画)
- リサーチ(アンケート)
- カードタイプメッセージ(複数の情報をカルーセル形式でまとめて送れる)
クーポンやリッチメッセージ、カードタイプメッセージなどは、配信前にメニューから素材を作成しておく必要があります。1回の配信に追加できるコンテンツは最大3つまでです(本稿執筆時点)。
5. テスト配信・下書き保存で確認する
本番配信の前に、自分や他の管理者へテスト配信して見え方を確認できます。途中で作業を中断する場合は下書き保存を活用しましょう。
知っておきたい現行の料金・通数体系
メッセージ配信で見落としがちなのが「通数」と「料金」です。以前は無料枠が月1,000通という情報が広く出回っていましたが、これは古い数値です。2023年6月の料金改定以降、現行のLINE公式アカウントの料金プランは以下の3つになっています(いずれも税別)。
| プラン | 月額固定費 | 無料メッセージ通数 | 追加メッセージ |
|---|---|---|---|
| コミュニケーション | 0円 | 200通 | 追加不可 |
| ライト | 5,000円 | 5,000通 | 不可 |
| スタンダード | 15,000円 | 30,000通 | 従量(〜3円/通) |
「通数」は、1回の配信を友だち1人に届けるごとに1通とカウントされます。たとえば500人へ1回配信すると500通の消費です。無料枠を意識せずに頻繁に一斉配信すると、すぐに上限に達して追加課金が必要になります。だからこそ、後述するセグメント配信で「本当に届けたい相手」に絞ることが、コスト効率の面でも重要になります。
なお、2026年10月1日には追加メッセージの料金改定(日本国内のみ、20万通までは3円・超過分は2.5円、いずれも税別)が予定されています。料金・通数は改定されることがあるため、最新の正確な金額はLINEヤフー for Business公式サイトでご確認ください。
成果につながるメッセージ配信の5つのコツ
メッセージは「送ること」が目的ではなく、ユーザーに次の行動(購入・来店・サイト訪問・予約など)を起こしてもらうことが目的です。ここでは、反応を高めるための5つのコツを紹介します。
コツ1:配信する時間帯を業界・ユーザーに合わせる
ユーザーが情報を受け取りやすい時間に届けることが重要です。たとえば飲食であれば「何を食べようか」と考える昼前・夕方、仕事や講座系であれば平日の午前中など、業界やターゲットの生活リズムに合わせると見られやすくなります。大切なのは、自社のユーザーが「いつスマホを見て、いつ動きやすいか」を予測することです。
コツ2:配信頻度を欲張りすぎない
「もっと知ってほしい」という気持ちから配信を増やしすぎると、ユーザーは煩わしく感じてブロックにつながります。ブロックされると以降は一切届かなくなってしまうため、ここぞというタイミングに絞って配信し、1通あたりの価値を高めることが、結果的に成果と通数コストの両面で有利になります。
コツ3:画像・リッチメッセージで視覚的に伝える
テキストよりも画像のほうが一瞬で内容が伝わります。リッチメッセージ(リンク付き画像)やカードタイプメッセージを使えば、「画像で惹きつけて、そのままタップで遷移」という導線を作れます。文章だけで説明しようとせず、ビジュアルでアピールしましょう。
コツ4:親しみやすい表現を使う
LINEはもともと友だちとの連絡ツールです。堅い「です・ます」一辺倒よりも、「もうすぐ終了!」「要チェック」など、会話のような柔らかい表現のほうが読みやすく、内容が伝わりやすくなります。ブランドのトーンに合わせて、距離感の近い言葉づかいを意識しましょう。
コツ5:セグメント配信で「自分ごと」にする
ユーザーは「自分のことだ」と感じて初めて動きます。万人向けの一斉配信は読み流されがちですが、ターゲットを絞って「あなたのための情報ですよ」が伝わる内容にすると反応が上がります。価格重視の層には割引訴求、こだわり層には品質訴求、といった出し分けが効果的です。次章で紹介するツールを使うと、このセグメント配信をさらに細かく・自動で行えます。
配信を“売上”につなげるならCHATY(チャッティ)
LINE公式アカウントの標準機能でも基本的なメッセージ配信は十分に行えます。しかし、「配信から購入・決済までをLINE内で完結させたい」「もっと細かくセグメントして配信したい」「友だちを増やしながら顧客を管理したい」となると、専用ツールの活用が効果的です。
CHATY(チャッティ)は、LINEを活用してEC(ショップ開設・決済)からCRM施策までを実現するツールです。LINE内にショップを開いて販売・決済できることを核に、メッセージ配信まわりも次のように強化できます。
CHATYで強化できる配信・CRM機能
- セグメント配信:全配信に加え、オーディエンス・タグ・CSVなど複数の切り口で配信対象を絞り込めます。
- ステップ配信(シナリオ):友だち追加や購入などをきっかけに、あらかじめ設計した順序でメッセージを自動配信できます。
- チャットボット・1on1チャット:問い合わせ対応を自動化しつつ、必要なときは個別対応に切り替えられます。
- クーポン・カードタイプメッセージ・アンケート:販促や顧客理解のための施策をまとめて運用できます。
- 友だち招待(リファラル)・リッチメニュー切替・顧客管理:集客から顧客管理までを一気通貫で行えます。
そして最大の特徴は、配信で関心を持ったユーザーがそのままLINE内のショップで購入・決済まで完了できる点です。外部ECサイトへ離脱させず、「告知→興味→購入」までの導線を一つのLINE内に閉じられるため、メッセージ配信1通あたりの成果を高めやすくなります。
CHATYの料金の考え方
CHATYは初期費用をかけずに開始でき、ランニングコストは「販売時の決済手数料」と「友だち数に応じた月額利用料」が中心です。
- 決済手数料:2025年4月22日の改定により新旧の体系が併存しています。新体系は一律3%+1決済100円、旧体系は一律5%+1決済100円(いずれも審査あり)。LINE決済を使わない場合は同額で決済手数料なしのプランもあります。
- 月額利用料(友だち数別・税込):Start 3,300円/Base 11,000円/Standard 33,000円/Pro 110,000円/〜30万人 220,000円/300,001人以上は要問い合わせ。
決済代行はPAY.JPを利用しています。料金は改定される場合があるため、最新の正確な金額はCHATY公式の料金ページでご確認ください。
標準のメッセージ配信とCHATY活用の比較
下表で標準機能とCHATY活用時の違いを整理します。なお、LINE公式アカウントの標準機能の範囲はプラン・時期により異なるため、ステップ配信の可否など具体的な提供状況は最新の公式情報をご確認ください。
| 項目 | LINE公式アカウント(標準) | CHATY活用時 |
|---|---|---|
| 基本のメッセージ配信 | 可能 | 可能 |
| 配信先の絞り込み | オーディエンス | 全/オーディエンス/タグ/CSVなど多軸 |
| ステップ配信(自動化) | 提供状況・条件は要確認(最新は公式で要確認) | シナリオとして柔軟に設計可能 |
| LINE内での販売・決済(EC) | 非対応 | ショップ開設・決済まで完結 |
| 顧客管理・チャットボット・1on1 | 標準機能の範囲で対応(チャット応対が中心) | CRMとして一気通貫 |
| 始めやすさ | 無料プランあり | 初期費用をかけずに開始可能 |
「まずは無料で配信を試したい」段階ならLINE公式アカウントの標準機能で十分です。一方で、配信を売上に直結させたい・顧客を継続的に育てたい段階になったら、ECとCRMを兼ね備えたCHATYの導入を検討する価値があります。Lステップなど他の運用支援ツールと比較検討したい場合は、用途(EC中心かCRM中心か)を軸に選ぶのがおすすめです。
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まとめ
LINEのメッセージ配信は、開封されやすく行動につなげやすい強力な手段です。成果を出すには、現行の通数・料金体系を理解したうえで、配信時間・頻度・ビジュアル・表現・セグメントを設計することが大切です。
そして配信を「お知らせ」で終わらせず売上につなげるなら、LINE内でEC(ショップ・決済)からCRM施策までを一気通貫で実現するCHATY(チャッティ)が選択肢になります。初期費用をかけずに始められるので、これからLINE運用を本格化したい方はぜひ検討してみてください。
※本記事の料金・通数・ユーザー数等は執筆時点の情報です。また、配信できるメッセージ種別や1回あたりの追加コンテンツ数、ステップ配信の可否など、LINE公式アカウントの運用仕様は変更される場合があります。最新の内容はLINEヤフー for Business公式サイト等の各公式サイトでご確認ください。提供:株式会社Kerberos


